シンプルに暮らしたい    by hanamoo

断捨離、インテリア、育児、仕事、愛犬、日々思うことを徒然に。色々ありますが単純が一番です。

いじめ:学校は絶対に認めません

学校関係者が使う「モンスターペアレント」という言葉に、とても違和感があります。

子どもたちの見本となっていただきたい立場の人が、必死に子育てをしている親にたいして使う言葉ではありません。おかしいと思うなら話し合えば良いのです。悪いあだ名をつけて「こういう人」と決めつけ、自分たちを正当化しているように思います。

 

福島の原発事故を受けて横浜の市立小学校へ転校し、数年に渡りいじめを受けていた(現在)中学一年生が最近手記を公表しました。手記にもある通り、学校はいじめられている側に理解を示してくれることはありません。何も起こっていないふりをします。

 

学校の対応について「いままでいろんなはなしをしてきたけど(学校は)しんようしてくれなかった」などと振り返り、「なんかいもせんせいに言(お)うとするとむしされてた」と絶望感をにじませた。毎日新聞より引用)

 

いじめを受ける子とその親は、学校、いじめてる子達、その親たち、と周りは反対勢力だらけ、孤独な戦いです。

 

我が子も、いじめに発展しそうな状況を経験したことがあります。クラスメートの大多数に暴力や集団で嫌がらせをすることを楽しんでおり、そのタ―ゲットになってしまっていたのです。まだ幼い子どもたち、それがどんなに悲しいことなのか、教えればわかるはずと信じ問題の対応を願いでました。でも学校は関わりたがらない、目撃しても何も起こっていないふりをしていました。

 

悲しいことに、そのクラスでは我が子が暴力や嫌がらせをして楽しむ行為を目撃しても、問題と思わず声すらかけない親御さんが殆どでした。

 

結局、我が家は状況が悪化する前に転校を選びました。価値観の偏った小さな田舎の学校から、町にある大きな学校へ越境しました。

子どもたちは教えればわかるはずですが、親のモラルは変えられないので、環境を変えるしかないと考えたのです。

 

越境に厳しい地域で、転校を認めてもらうのは本当に大変でした。学校は「いじめ」を認めず、打たれ強い我が子は何があっても通学し続けていたため、大したことないのに何を騒いでいるんだろうといった反応です。それでも粘り強く申し出、なんとか転校を許されました。

 

転校先の管理職からは、「前の学校の校長から話は聞いている。うちに来たって、パラダイスだと思わないでください。受け入れてほしかったらおとなしくしていて」と失礼な対応を受けました。

 

大したこと無いのに文句を言って転校させる面倒な親と思われているのかもしれません。だけど報道されているような、辛くて辛くて自死に至るような「いじめ」レベルでも学校は「いじめ」を認めません。「いじめ」認定を待っていては永遠に転校などさせてもらえません。

 

詳しい状況をわかろうともしない管理職に言われた数々の心無い言葉を思い出し、悔しくて涙がでることもあります。

だけど、我が子のために先手を打って環境を変えたのは良かったと思います。大きな学校で、もちろん色んな事はありますが、もまれて育つのはいい。自然なことです。モラルの低い狭い社会で、多感な時期を過ごさせることを避けられて本当に良かったと思っています。

 

我が子の生活環境を変えてあげられるのは親だけです。

選択肢を広げるため、公立校の学校選択の自由と、ホームスクーリングの合法化を強く望みます。

教育を受ける環境がもっと柔軟だったら、子供たちにとってより健全で純粋に学習を楽しめる場が与えられるのではないでしょうか。

 

個性をつぶし、扱いやすい子に訓練し、いじめに対処できない学校では本当に残念です。

 


 

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